大川隆法氏の急逝から3年が経過した現在、大川紫央氏の立場は揺らぐどころか、教団内部における実権をほぼ一手に掌握する統治体制を確立させています。かつてネット上や一部週刊誌で囁かれた「教団追放説」や「求心力低下による内部分裂」といった見方は、完全に覆された形です。
公式発表資料および教団関係者の証言によると、紫央氏は現在も「総裁補佐」という肩書を保持しています。ここで注目すべきは、彼女が自ら「総裁」を名乗っていない点です。幸福の科学の教義上、大川隆法氏は「至高神エル・カンターレ」の本体と位置づけられており、その霊的地位は唯一無二とされています。そのため、生身の人間が新たな総裁へ就任することは教義の根幹を揺るがしかねません。紫央氏はあえて「補佐」のポジションに留まることで教義上の矛盾を回避し、実務面では宗教法人の代表役員や理事長クラスの幹部を統括する実質的最高指導者として振る舞っています。
表舞台での活動状況にも明確な変化が見られます。生前の隆法氏のような全国巡回の大規模法話こそ控えているものの、教団施設である総本山や宇都宮の精舎で開催される重要祭儀には欠かさず登壇。信者向け映像メッセージや機関紙を通じて、教祖の遺言や霊言の解釈を指導する役割を担っています。2024年から2026年にかけて発信された講話において、紫央氏は教団の引き締めと求心力維持を強く訴えており、教団中枢の官僚機構は完全に彼女の指揮下にあることが確認されています。