離婚後の2013年、KADOKAWAから出版された自叙伝『ハダカの美奈子』は、出版業界に大きな激震を走らせた。自らの生い立ち、壮絶な過去、そして複雑な家族関係を赤裸々に告白したこの一冊は、たちまちベストセラーを記録。映画化まで果たし、一大センセーションとなった。
世間が彼女に求めたのは、偶像化されたタレント像ではない。傷だらけになりながらも子育てに奔走する、一人の女性のリアルな息遣いだった。センセーショナルな見出しがメディアを躍る一方で、彼女自身は常に「家族を守る」というシンプルな動機に突き動かされていたのである。