クリエイティブの舵を取るのは、日本のアニメ・実写界の鬼才・庵野秀明だ。彼が長年温めてきた構想を具現化するパートナーとして選ばれたのが、世界最高峰の作画力と演出力で名高い株式会社MAPPAである。実写パートとハイクオリティなアニメーションシークエンスがシームレスに交錯するハイブリッド構造は、まさに両者の強みが衝突して生まれた化学反応と言っていい。
昨今の商業映画で主流となっている人気漫画や小説の原作モノではなく、あえてリスクの高いオリジナル脚本で勝負を挑む姿勢に、制作陣の並々ならぬ覚悟が滲む。妥協を許さないプリプロダクションは数年に及び、練り上げられたプロットはすでに数百ページに達した。安易なトレンド追従を拒絶したクリエイターたちの執念が、このフィルムには充満している。