昭和から平成、そして令和に至るまで、老舗メーカーの江崎グリコが手掛けてきたポッキーCMシリーズは、常に時代の空気を敏感に捉えたキャスティングで話題を集めてきた。製菓業界における数あるプロモーションの中でも、これほど出演者のキャリアに大きな影響を与える広告キャンペーンは他に類を見ない。
まだ何者でもなかった若手が持つ瑞々しさや素朴な透明感を余すところなく引き出す演出は、視聴者の心に強いインプレッションを与える。かつて新人だった彼女たちが、CMでの脚光を皮切りに国民的スターへと上り詰めていく構造こそが、このシリーズが「若手女優の登竜門」と称称される所以である。