伊東豊雄の傑作・瞑想の森市営斎場!死生観を覆す極上建築の全貌

伊東豊雄の傑作・瞑想の森市営斎場!死生観を覆す極上建築の全貌

伊東豊雄の傑作・瞑想の森市営斎場!死生観を覆す極上建築の全貌にまつわる興味深い視点を分かりやすく発信ます。

各務原市が掲げた「自然環境との共生」というテーマは、建物の外側にも見事に結実している。建物の南側には広大な池が配され、屋根の優美な白いラインが鏡のような水面に映り込む。水辺の揺らぎがガラスの開口部を通じて内部のコンクリート天井に反射し、刻一刻と表情を変える光の紋様を描き出す。

緑豊かな自然公園の中に溶け込ませることで、施設特有の忌避感を払拭した。市民にとっては身近な散策の風景の一部でありながら、いざ訪れるときには遺族を温かく包み込む聖域となる。公共建築が地域とどう向き合うべきか、その理想形がここにある。

池田 達也
著者

池田 達也

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。