若い頃の彼を語るうえで外せないのが、抜群のスタイルと時代を先取りしたファッションセンスだ。170センチ近いスレンダーな体形に、細身のハイウエストデニムやレザージャケットを見事に着こなしていた。当時、日本の若者文化に浸透しつつあったソウルミュージックやR&B、洋楽ロックに心酔していた彼は、東京・新宿や六本木の最先端のクラブに足繁く通い、本場のセンスを全身で吸収していたという。
ステージ衣装を脱いだ私服姿はまさにモデル級。タバコを指に挟み、アンニュイな表情でカメラを見つめる当時の写真は、コントで見せるアグレッシブな表情とは真逆の静かな色気を漂わせている。服一着の着こなしにも妥協を許さない美意識は、後のコント制作における細部へのこだわりに通底していた。