新宿区大久保1丁目の路地に「イケメン通り」というユニークな愛称が定着した背景には、2010年から2012年頃に巻き起こった第2次韓流ブームが存在します。当時、この細い通り沿いには韓国コスメショップや韓国料理店が次々とオープンし、店頭でサンプルを配ったり呼び込みを行ったりしていたスタッフの多くが、背が高く清潔感のある韓国人男性たちでした。
彼らの親切な接客や華やかなビジュアルがテレビ番組や女性誌で大々的に取り上げられ、「イケメン店員に会える通り」として口コミが爆発的に拡散。やがて自然発生的に「イケメン通り」と呼ばれるようになり、現在では案内マップや観光情報でも広く使われる通称となりました。
かつては店先での積極的なキャッチセールスも見られましたが、新宿区の客引き防止条例の徹底や街の成熟に伴い、強引な引き止め行為は大幅に減少しました。2026年現在のイケメン通りは、看板スタッフのビジュアル頼みではなく、「本場のクオリティを誇るグルメ・最先端コスメ・洗練された空間デザイン」で勝負する本格的なトレンドストリートへと進化を遂げています。