ギブソンを語る上で、ロック史に名を残す名手たちの存在は外せない。レッド・ツェッペリンのジミー・ペイジがステージで低く構えたサンバーストのレスポールは、スタジアムロックの象徴的ビジュアルとして今なお語り継がれる。彼の爪弾くアグレッシブかつ繊細なフレーズは、世界中の若者をギターショップへと走らせた。
また、1980年代後半のロック復権の立役者であるガンズ・アンド・ローゼズのスラッシュもまた、レスポールを自身のアイデンティティとした第一人者だ。さらに、漆黒のボディとゴールドパーツが眩いレスポール・カスタムを相棒に選んだプレイヤーたちも、その重厚なトーンで独自の音楽世界を築き上げてきた。彼らが奏でたリフの一音一音が、名機たちの価値を神話の域へと引き上げたと言っても過言ではない。