1990年代半ば、絶頂期にあった後藤久美子が選んだのは、当時元F1レーサーとして世界中で活躍していたジャン・アレジ氏とのパートナーシップだった。事実婚という形式を選択し、フランスやスイスを拠点にした彼女の決断は、当時の日本のメディアに大きな衝撃を与えた。
二人の間には3人の子供が生まれ、子育てに専念する日々が長らく続いた。互いのキャリアと生き方を尊重し合うスタイルは、30年近くが経過した現在も変わらない。グランプリのピット裏で見せた仲睦まじい姿から年月を経て、二人は今や互いを深く理解し合う人生の最良のパートナーとして、静かで確固たる絆を築き上げている。