原作マンガの紙面で描かれた甲本一特有のソリッドな線画。それを動きのあるアニメーションとして再構築したのが、アニメーションスタジオのA-1 Picturesだ。日本のアニメーション業界においてトップクラスの作画クオリティを誇る同スタジオは、原作の持つ平面的な面白さを損なうことなく、ダイナミックな立体映像へと翻訳した。
とりわけ光と影のコントラストの使い分けは見事だ。横顔に差し込む横光や影の落ち方によって、シリアスな局面での緊張感を一気に引き上げる手法は、アニメ制作陣の高度な演出力が遺憾なく発揮されている部分である。