市場の盛り上がりとは裏腹に、当局の視線は日増しに厳しさを増している。金融庁は2026年4月、アルゴリズム取引に関する緊急のタスクフォースを立ち上げた。懸念されているのは、単一のロジックや似通った取引アルゴリズムに過度な資金が集中することによる「フラッシュクラッシュ(瞬間的な株価暴落)」のリスクだ。
日本銀行の金融システムレポートでも、同一方向に一斉に発注が行われた際の流動性蒸発リスクが指摘されている。極めて高いレバレッジをかけた個人口座が連鎖的に強制決済された場合、市場全体に想定外のショック波が広がる懸念は拭えない。