実際に街頭やSNS(X・Instagram・知恵袋)に寄せられる生活者のリアルな着用感とネットの反応を検証すると、晴天時と悪天候時における「体感の乖離」に対する悲鳴が目立ちます。
「21度予報だったから薄手のブラウスで行ったら、曇り空で風が強くて芯から冷えた」「雨の日の21度はもはや冬の手前。長袖1枚は完全に無理ゲー」といった投稿が典型例です。気象科学において、体感温度は気温だけでなく「風速」と「湿度」「日射量」によって激変します。ミスナールの計算式に基づくと、風速が1m/s強まるごとに体感温度は約1℃下がるとされています。さらに、日差しが遮られる曇天や雨の日には、日射による放射熱が得られないため、体感温度は実測値より3〜4℃低く見積もるのが現実的です。
つまり、「雨や曇りの日の最高気温21度」は、体感的には「晴天時の17〜18度」と同義です。天候アイコンが雨・曇りの場合は、晴れの日の基準からワンランク防寒性を引き上げ、防風性のあるウィンドブレーカーや撥水コート、首元を冷気から守るスタンドカラーシャツなどを選ぶのが失敗を避ける鉄則です。