セサミストリート主要キャラの裏設定と噂の真相!2026最新図鑑

セサミストリート主要キャラの裏設定と噂の真相!2026最新図鑑

セサミストリート主要キャラの裏設定と噂の真相!2026最新図鑑にまつわる最新トピックを詳しく紐解きます。

セサミストリートのパペットたちは、CG全盛の現在も熟練のパペティアたちの手によって命を吹き込まれています。その職人技の極致とも言えるのが、身長約249cm(8フィート2インチ)を誇るビッグバードの中の人の現場実態です。

1969年の第1回放送から2018年に引退するまで、半世紀にわたりビッグバードを演じ続けたレジェンド操演者キャロル・スピニー(Caroll Spinney)氏(2019年没、享年85)。スピニー氏の手記やドキュメンタリー映画『I Am Big Bird』で明かされた内部環境は、想像を絶する過酷さでした。

着ぐるみの中に入った操演者は、自らの視界を完全に遮断されます。胸元に取り付けられた小型液晶モニター(初期は白黒のポータブルテレビ)だけを頼りに周囲を把握し、右手はずっと頭上へ垂直に伸ばしてビッグバードの頭部・目・くちばしを操作し続けなければなりません。左手はビッグバードの左腕に入り、右手は胸の内部から釣り糸で操作するワイヤー機構でした。スピニー氏は自著のなかで、「右腕は常に激痛と乳酸の蓄積に苛まれていたが、ビッグバードの瞳に命が宿った瞬間、すべての苦痛が消え去った」と述懐しています。この命がけのパフォーマンスがあったからこそ、ビッグバードは50年間にわたり単なる着ぐるみではなく、生きた6歳の少年として世界中の子どもたちに受け入れられました。

一方、日本におけるセサミストリートの浸透を語る上で欠かせないのが、日本語版声優陣の卓越した演技です。1970年代からNHKで英語学習番組として放送され、その後1990年代のテレビ東京系放送やNHK教育での吹き替え版を通じて、日本を代表する名声優たちが魂を吹き込んできました。

ビッグバード役を務めた名優・故大平透氏の深みのある温かい声、バートを演じた落合弘治氏の絶妙なツッコミ、アーニーのひょうきんで温厚な語り口を演じた江原正士氏、そしてエルモの天真爛漫なハイトーンを完璧に表現した三ツ矢雄二氏や松本健太氏など、吹き替えのクオリティはオリジナル版スタッフからも極めて高く評価されています。日本独自のスラングや文化差を埋めるため、声優陣は直訳に頼らず、日本の幼児が直感的に感情移入できる言葉選びを徹底しました。この現場の徹底したプロ意識が、日本国内でのファンベースを強固にした原動力です。

渡辺 美咲
著者

渡辺 美咲

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。