実際にロングからショートへと舵を切った50代女性たちは、どのような変化を実感しているのでしょうか。ライフスタイル誌『ハルメク』の読者アンケートや美容室の定例モニタリング調査、SNSの生の声から見えてきたリアルな証言を検証します。
都内のIT企業に勤務する53歳の女性は、長年のコンプレックスだった二重あごを隠すためにセミロングを維持していましたが、担当美容師の強い勧めでくびれショートに挑戦したといいます。「自著やブログで髪型の重要性を語る美容専門家の言葉を信じて切ってみたら、周囲から『痩せた?』『雰囲気が明るくなった』と驚くほど言われました。髪で隠していたときの方が、かえって首元に視線を集めていたのだと気づきました」と振り返ります。
一方で、失敗談として頻繁に挙げられるのが「髪型アプリのシミュレーション通りに頼んだのに老けてしまった」というケースです。近年は『YouCamメイク』などの画像加工アプリで手軽に髪型を試せるようになりましたが、二次元の画面と実際の骨格・毛流にはギャップがあります。大手サロンのディレクターはこう証言します。
「アプリの画像を持ってこられるお客様は多いですが、画像通りに切るだけでは失敗します。50代の髪は白髪染めの履歴や加齢によるうねりがあり、一人ひとり生え癖が異なります。画面の形をそのまま貼り付けるのではなく、お客様自身の首の長さ、肩の厚み、つむじの毛流れに合わせて微調整することこそが、50代髪型ぽっちゃり失敗しない理由になります」