Q1:リコイルスターターのロープを引いてもスカスカで、全く手応え(重み)がないのはなぜですか?
A1:シリンダー内部の圧縮圧力が抜けている可能性が極めて高いです。まずはスパークプラグが緩んで隙間ができていないか確認してください。プラグがしっかり締まっているのにスカスカな場合、粗悪な燃料使用によるシリンダーの焼き付きや、ピストンリングの破損・固着が疑われます。この状態は一般的なDIY清掃では修復不可能なため、農機具販売店でのエンジン腰上オーバーホールまたは機械の買い替えが必要です。
Q2:プライマリーポンプを20回以上ペコペコ押しても燃料が上がってきません。何が原因ですか?
A2:燃料経路のどこかから空気を吸い込んでいるか、経路が遮断されています。主な原因は「プライマリーポンプ自体の微小な亀裂」「燃料タンク内の吸入ホースの亀裂・外れ」「タンク底にある燃料フィルター(ストレーナー)の重度の目詰まり」の3点です。特にホース類は数年で硬化して亀裂が入りやすいため、市販の耐油燃料チューブとフィルターをセットで交換することをおすすめします。
Q3:初爆はあって一瞬かかりそうになるのですが、すぐにストンと止まってしまいます。
A3:チョークレバーを「開(RUN)」に戻すのを忘れていませんか。チョークが閉じたままだと空気不足でエンストします。チョークを開けているのに止まる場合は、キャブレターの低速ポート(スロー系経路)が部分的に目詰まりしており、アイドリングを維持する極微量の燃料が供給できていません。キャブクリーナーによる吸入口からの簡易洗浄を試すか、燃料アジャストスクリュー(アイドル調整ネジ)をわずかに時計回りに締め込んでアイドリング回転数を少し上げてみてください。