「手磨きより圧倒的に汚れが落ちる」という触れ込みを過信した結果、知らず知らずのうちに子どもの口腔環境を悪化させてしまうケースが臨床現場で報告されています。子供用電動歯ブラシデメリット理由として最も警戒すべきは、手磨きの癖を引きずった「過剰なストロークと押し付け圧」です。
電動歯ブラシは、毛先を歯面に軽く当てるだけでモーターの力により歯垢(プラーク)を粉砕・除去します。ところが、汚れを落とそうと焦るあまり、手磨きのようにゴシゴシと力任せに横磨きを繰り返すと、毛先が広がって汚れが落ちないばかりか、脆弱な乳歯のエナメル質を削り取り、歯肉に擦過傷(傷)を作ってしまいます。これが子供用電動歯ブラシ危険性の真相とされるトラブルの大半を占めています。
さらに見落とされがちな落とし穴が「歯磨き粉の選定ミス」です。一般的な大人用練り歯磨き粉に含まれる無水ケイ酸などの研磨剤(清掃剤)を併用すると、電動の高速振動によって研磨作用が過剰に働き、歯の表面に目に見えない微細な傷をつけてしまいます。臨床現場では、発泡剤や研磨剤が無配合のジェルタイプまたは液状フッ素コート剤の併用が強く推奨されています。