高校卓球界の歴史が大きく動いた瞬間として記憶に新しいのが、山口県下関市(J:COMアリーナ下関)で開催された第94回全国高等学校卓球選手権大会(インターハイ)です。地元開催のプレッシャーがかかるなか、野田学園高等学校男子卓球部は悲願であった男子学校対抗初優勝を成し遂げました。
男子学校対抗の決勝は、大会8連覇中だった王者・愛工大名電(愛知)を準決勝で撃破して勢いに乗る育英(兵庫)との激突でした。緊迫した大舞台で野田学園の底力を見せつけたのは、なんと1年生トリオの躍動でした。当時、プレッシャーを跳ね除けて1年生たちが3勝を挙げるという圧巻の試合運びを披露し、悲願のインターハイ優勝カップを地元山口の地で高々と掲げたのです。
この歴史的快挙は偶然の産物ではありません。中学時代に全中(全国中学校卓球大会)を制覇した世代が高校へと進学し、切れ目なく戦力を継承する中高一貫の強化システムが見事に結実した結果でした。現在も高校選抜卓球大会やインターハイ、全日本選手権ジュニアの部において、野田学園卓球部の戦績は常に優勝争いの中心にあり、名実ともに高校卓球界の頂点に立つチームとして君臨しています。