センター・オブ・ジ・アースの恐怖と浮遊感!時速75Km落下の真相

センター・オブ・ジ・アースの恐怖と浮遊感!時速75Km落下の真相

センター・オブ・ジ・アースの恐怖と浮遊感!時速75Km落下の真相の全体像を詳しく解説してご紹介します。

センター・オブ・ジ・アースが「怖い」と評される最大の要因は、単なるコースターの落差だけではありません。それは、緻密に計算された演出展開と、身体にかかる物理的な加速度(G)の相乗効果に起因しています。

このアトラクションのクライマックスでは、東京ディズニーリゾート内最速となる最高速度75キロを記録します。一般的な遊園地の大型ジェットコースターのように高所へゆっくり巻き上げられてから徐々に加速するのではなく、地底走行車に搭載されたリニア誘導モーター(LIM)が一気にフルスロットルへとシフトし、わずか数秒でトップスピードへと叩き込まれます。この直線的なロケットスタートが、予期せぬ強い後方への押し付け(加速G)を生み出し、ゲストの脳に強い危機シグナルを発生させます。

さらに多くのゲストが恐怖を抱くのが、火口から外の世界へ飛び出した直後の「落ちる瞬間」に生じる浮遊感です。落差は約20メートル、傾斜角は約45度とされていますが、落下にかかる実時間はわずか2秒前後に過ぎません。それにもかかわらず、体がシートから浮き上がるような強烈な「マイナスG」を体感する理由は、時速75キロという猛烈な前進速度を保ったまま一気に下方向へ軌道が変わるためです。内臓がフワッと浮き上がる感覚が極めてシャープかつ急激に訪れるため、体感的な落差が実寸以上に強大に記憶されます。

そして視覚的・心理的恐怖の頂点となるのが、地底深くに潜む溶岩の怪物「ラーバモンスター」の存在です。全高数メートルに及ぶ巨大な体躯、暗闇にギラつく鋭い眼球、そして耳をつんざく威嚇の咆哮。穏やかな結晶洞窟から不穏な火山活動へと段階的に緊張感を高めてきたストーリーが、この怪物の襲撃によって一気にピークへと達します。「何かが迫ってくる恐怖」の極限状態で突如として噴火の衝撃と急加速に巻き込まれるため、心理学でいう「認知的パニック」が引き起こされ、恐怖体験が鮮烈に焼き付けられる仕組みになっています。

阿部 裕樹
著者

阿部 裕樹

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。