一方で、過度な整形開示に対する警戒感も根強く存在する。SNS上で数千万円単位の施術結果が日常的に流れてくることで、視聴者側に「自分も整形しなければ美しくなれない」「もっと顔を変えなければならない」という強迫観念を生み出すリスクだ。身体醜形障害(BDD)に陥り、終わりのない整形ループにハマる若者が増えている社会背景において、インフルエンサーの影響力は諸刃の剣となる。
「エンリケの顔になりたい」と美容外科に駆け込むファンが多い一方で、医療提供者側からは「個々の骨格や組織の限界を無視した無理な要望が増えている」という懸念の声も上がっている。2026年の今、ルッキズム(外見至上主義)の過熱と美容外科医療の倫理規定は、かつてないほど緊迫したテーマとなっている。