関係者への徹底取材によって浮かび上がってきたのは、綿密に練られた日本海側攻略ロードマップの存在だ。グループ内部で共有されている出店検討資料によると、北陸エリアでの供給網拡充に目処が立ったことを受け、いよいよ本州日本海側最大の人口規模を誇る都市への進出が決定打となったという。
注目すべきは、すでに現地調査チームが複数回にわたり主要エリアへ派遣されている点だ。視察対象となったのは、単なる通行量の多い交差点だけではない。競合店舗の客単価分布、深夜帯の公共交通機関の稼働状況、さらには地元学生やビジネスパーソンの平日夜の回遊動線に至るまで、徹底的なデータ収集が行われた。関係者の一人は「年内の正式発表を視野に入れ、最終的な賃貸借契約の条件調整に入っている」と打ち明ける。