単なるレジャーにとどまらず、旅を通じて学びや探求心を深める「ファミリーツーリズム」が、この地で新たな広がりを見せている。
草津市烏丸半島にある「滋賀県立琵琶湖博物館」は、まさにその中核を担う施設だ。「湖と人間」をテーマに、日本最大級の淡水生物展示を誇る水族展示室では、琵琶湖固有の魚たちや愛らしいバイカルアザラシを間近で観察できる。巨大なトンネル水槽をくぐり抜ける瞬間は、大人も子どもも歓声をあげずにはいられない。触れて学べるディスカバリールームや、太古の琵琶湖に生息していたツダンスキーゾウの骨格標本など、五感で歴史や環境を体感できる設計が光る。
天候に左右されない屋内環境の充実と、訪れるたびに新しい発見がある企画展の数々。知育と観光がシームレスにつながる体験は、子どもの成長を実感したい家族にとって何物にも代えがたい時間を提供している。