ゴルフ関係者の間で語り草となっているのが、2019年10月の台風19号(令和元年東日本台風)による甚大な水没被害です。荒川の氾濫危険水位を超えた濁流がコース全体を飲み込み、フェアウェイやグリーンはおろか、堤防内の施設全体が数メートル規模の泥水に浸かる事態となりました。
関係各所への取材によると、当時の被害総額と土砂撤去の労力は天文学的であり、一時は事業継続そのものを危ぶむ声も上がっていました。しかし、運営元であるPGMは首都圏重要拠点としての価値を再評価し、単なる復旧にとどまらない戦略的リニューアルを決断します。
従来のホール構成を見直し、水はけを考慮したアンジュレーションの再設計、カート道路の再舗装、さらに最新型カートへの高精度GPSナビゲーションシステムの全面配備を実施。これにより、河川敷特有のフラットさを活かしつつも、ブラインドホールやハザード位置が手元の画面で一目で把握できるようになり、コース全体の安全面と進行速度が大幅に向上しました。