リベット留めは「一度打ったら外せない永久結合」と思われがちですが、正しい手順を踏めば部材を傷つけることなく安全に取り外せます。
グラつきが生じたり打ち込み位置を間違えたりした場合、絶対にタガネやドライバーで無理やりこじ開けてはいけません。母材の板を変形させて修復不能になります。
安全で確実なリベットの外し方(ドリル揉み)
- リベット頭部の中心を確認:ブラインドリベットのフランジ中央にある窪み(芯棒が抜けた跡)に、ポンチで小さなガイド溝をつけます。
- リベット呼び径と同じドリル刃をセット:3.2mmのリベットであれば3.2mm(または3.0mm程度)の鉄工用ドリル刃を電動ドライバーに取り付けます。
- 低速で頭部を揉み落とす:中央の穴に向けて垂直にドリルを当て、低速回転で削り進めます。リベットのフランジ(傘の部分)の付け根が削れると、リング状になってドリル刃側に外れます。
- 残ったピンをポンチで押し出す:頭部が取れたら、下穴に残った筒状の胴体を細いピンポンチや釘の先端で裏側へ軽く叩き落とせば、母材の穴を一切傷めずに除去完了です。