釈迦堂川花火大会における最大の難所は「帰路の脱出」です。須賀川市内の道路網はキャパシティに限界があり、大会終了直後には市内全域が完全なボトルネック状態に陥ります。
大会当日は15:00〜22:00頃まで大規模な交通規制が敷かれ、須賀川駅前通りや会場周辺の主要道路は全面車両通行止めとなります。主催者により合計数千台分の無料臨時駐車場(須賀川市役所、須賀川アリーナ、公立岩瀬病院旧跡地、各小中学校グラウンド等)が用意され、一部拠点からは無料シャトルバスの運行も行われますが、16:00を過ぎると中心街に近い駐車場から次々と満車札止めになります。
特に危険なのが、終演後に国道4号線や東北自動車道「須賀川IC」へ直行しようとする車列です。市内のインターチェンジ周辺は数キロにわたる大渋滞となり、普段なら10分の距離を進むのに2時間以上を要するケースが多発します。
現場取材から導き出した最も有効な混雑回避ルートは、「あらかじめ郡山駅や安積永盛駅、あるいは鏡石駅周辺のコインパーキングに車を停め、JR東北本線を利用して須賀川駅へアクセスするパーク&ライド」です。電車自体も混み合いますが、渋滞に巻き込まれて数時間身動きが取れなくなるリスクを確実に回避できます。電車利用の場合は、行きの段階で帰りの乗車券を購入しておくか、交通系ICカードに往復運賃以上をチャージしておくことが須賀川駅の入場規制をすり抜ける必須防衛策です。