どんなに月が美しいタイミングであっても、頭上を厚い雲が覆っていては観測できません。そこで重要になる指標が、日本気象協会などが発表している今夜の星空指数です。
星空指数は雲量や大気の状態から「星空の美しさ・見えやすさ」を0〜100の数値で表したものです。一般的に指数が80以上であれば快晴に近いクリアな視界が期待できます。ただし、月観測においては星空指数が50〜60程度の「薄雲が広がる夜」であっても、雲の切れ間から強い光が差し込み、幻想的な「おぼろ月夜」や月光環(月の周囲に虹色の輪が見える現象)を楽しめるケースがあります。
今夜の月が見える天気を見極める際は、単なる「晴れ・曇り」の予報だけでなく、高層雲の動きを示す衛星画像や風速を合わせて確認するのがプロの観測術です。大気が澄んだ冬〜春の夜や、台風一過の直後は大気中のチリが流され、息をのむほどくっきりとした月面を鑑賞できます。