井上陽水のプライベートを語る上で欠かせないのが、2度の結婚と1度の離婚歴という事実です。世間一般には「石川セリの夫」としてのイメージが極めて強いものの、彼が音楽界の頂点へと駆け上がる激動の渦中、実は一度目の結婚生活を経験していました。
最初の結婚は1974年(昭和49年)。アンドレ・カンドレ名義での挫折を経て、「井上陽水」として放ったアルバム『氷の世界』が社会現象を巻き起こしていた、まさに人気絶頂の時期です。しかし、その婚姻生活は長くは続かず、1976年(昭和51年)に協議離婚が成立しました。
その後、独身に戻った陽水が運命的な再会を果たしたのが、当時エキゾチックな魅力とアンニュイな歌声で注目を集めていた歌手の石川セリです。ふたりは1978年(昭和53年)に再婚を発表。以来、半世紀近くにわたり人生の伴走者として独自のパートナーシップを築き上げています。