靴紐の通し方には大きく分けて「アンダーラップ」と「オーバーラップ」の2大方式が存在します。店頭に並ぶ多くのスニーカーは、左右のアイレット(紐穴)の上側から下側へ交互に通すオーバーラップが施されています。この方式はホールド感が高く紐が緩みにくい反面、足の甲を上から面で強く押さえつける力が働きます。
一方のアンダーラップは、アイレットの下側(内側)から上側(外側)へと靴紐を引き上げるように通していく構造です。交差した紐が下から持ち上がる形状となるため、足の甲に対するダイレクトな圧迫が大幅に軽減されます。運動力学や足病医学の観点からも、甲部分の圧迫が緩和されることで足背動脈の血流が保たれ、長時間の歩行やランニングにおけるしびれや疲労感の蓄積を抑制できることが知られています。
特に日本人に多い甲高 靴紐 アンダーラップの組み合わせは相性が良く、足の甲が盛り上がっている形状でも靴の内腔容積を柔軟に確保できます。足の屈曲に合わせて紐が自然に追従するため、足本来のアーチ運動を妨げず、スムーズな蹴り出しが可能になります。