『SHANTI』の楽曲全体を貫いているのは、無法地帯を生き抜くアウトローたちの残酷な日常だ。「持てる者」と「奪う者」、そして「騙される者」の格差が露骨に描かれる。密輸や違法取引を思わせるフレーズが随所に散りばめられ、一度足を踏み入れたら二度と戻れない闇の取引現場が生々しく描写されている。
歌詞中で繰り返し提示されるのは、仲間であっても決して信用してはならないという鉄の掟だ。微笑みの裏でナイフを隠し持ち、利益のためなら容易に他者を切って捨てる。その冷酷な世界観は、静かな緊張感となって聴き手の胸を締め付ける。