天喰環の強さを語る上で外せないのが、幼少期からの内向的でメンタルが脆い性格だ。自分に自信が持てず、人前に立つと壁に向かって突っ伏してしまうほどのガラスのメンタル。そんな彼を闇から引き上げたのが、親友でありライバルでもある通形ミリオ(ルミリオン)の存在だった。
「太陽のように眩しい」ミリオに対して自身を「月」になぞらえながらも、互いをリスペクトし合う関係性は物語初期から緻密に描かれていた。影で彼を支え続ける姿勢そのものが、いざという時に爆発的な強さを発揮する伏線となっていたのだ。弱さを自覚しているからこそ、仲間を守るための覚悟が問われた瞬間に見せる凄みは凄絶を極める。