「農薬や化学肥料を使っている」と聞くと、生産者が無制限に使用しているかのような印象を持つかもしれませんが、事実は正反対です。各都道府県は品目ごとに「慣行レベル(地域慣行基準)」を策定しています。
慣行レベルでは、主に以下の2つの指標が数値化されています。
・節減対象農薬の使用回数:有効成分ごとにカウントし、散布回数の上限を設定
・化学肥料の窒素成分量:土壌環境を守るため、10アールあたりの投入上限量を規定
例えば、同じトマト栽培であっても、病害虫が発生しやすい温暖多湿な地域と寒冷地とでは基準値が異なります。地域の気候や土壌条件に合わせて綿密に計算された上限値が存在し、生産者はその枠組みを厳格に遵守して作物を育てています。