狩野英孝さんのアレルギー事情が世間へ広く知れ渡る決定打となったのは、テレビ朝日系『アメトーーク!』の肌荒れやアレルギーをテーマにした特番や、公式YouTubeチャンネルでの精密検査結果の公表でした。一般的に医療機関で実施される主要39項目の一括アレルギー検査(View39)において、30項目を超える品目で陽性反応を記録したというデータは、医療従事者すら驚嘆させる数値です。
検査結果に記載された品目一覧は、日常生活で避けることが極めて困難な物質が並んでいます。主食の代表格である「米」をはじめ、小麦、大豆、卵、乳製品、甲殻類(エビ・カニ)、蕎麦、各種フルーツ(リンゴ、モモ、キウイなど)、さらには牛肉や豚肉といった肉類の一部にまで特異的IgE抗体反応が確認されました。食品にとどまらず、スギ・ヒノキ・ブタクサなどの花粉類、ハウスダスト、ヤケヒョウヒダニ、イヌやネコのフケ、さらにはラテックス(天然ゴム)に至るまで、生息環境全般に対してアレルゲンを抱えています。
特にファンや視聴者に最も強い衝撃を与えたのが「狩野英孝の米アレルギー」です。宮城県栗原市にある生家の櫻田山神社(約1500年の歴史を持つとされる古社)で神職を務める身であり、神事や供物に深く関わる立場にありながら、白米にアレルギー反応を示してしまうという皮肉な運命は、本人の手記やインタビューでも「神様からの試練なのかと思った」と複雑な胸中が吐露されています。