ネット上では「ただただ癒やされる」「職務質問されても怒る気になれない」と絶賛の声が溢れる一方、第一線の現場取材からは、微笑ましいニュースの裏にあるシビアな現実と運用面の課題も見えてきます。
現場を支えるハンドラーや訓練関係者の手記やインタビューでは、次のような生の声が明かされています。
「パトロールに出ると、周囲の市民が笑顔になり現場の空気が一変します。特に迷子捜索や行方不明となった高齢者の発見時、大型犬だと対象者が恐怖でパニックを起こすリスクがありますが、コーギーなら自ら手を伸ばして抱きついてくれる。これは大型犬にはない無二の長所です。しかし、短足胴長ゆえの身体的制約には人一倍気を使います。長時間の階段昇降や荒れたガレ場は腰に過度な負担がかかるため、現場移動ではハンドラーが背負うなどの徹底したヘルスケアが不可欠です」(警察犬訓練士の談話)
ネット上のコミュニティ(Xや掲示板等)でも、当初の「面白半分」の受け止めから、次第に実戦能力に対する真面目な評価へと変化しています。
「おんぶされて移動してる画像を見て最初は笑ったけど、爆発物探知のテストで大型犬より早く匂いを見つけてる動画を見て本物だと分かった」「空港のベンチの下をスルスル入っていく姿はまさに適材適所」といった、能力を客観的に評価する声が急増しています。