1990年の放送開始以来、高視聴率を記録し続けた『渡る世間は鬼ばかり』。えなりかずきは当時わずか5歳で小島眞役に抜擢され、泉ピン子演じる小島五月の愛情深い(時に過干渉な)息子として、文字通り全国民に見守られながら成長しました。
現場において、泉ピン子は幼いえなりを我が子のように可愛がり、礼儀作法や演技指導を熱心に行っていたと伝えられています。しかし、子役から一人の大人の俳優・タレントへと脱皮していく過程で、二人の間にある「親と子」という力関係のアンバランスさが、次第にえなりにとって耐え難いプレッシャーへと変質していきました。
関係者の間では長年「現場での過剰な口出し」や「プライベートにまで踏み込む接し方」が囁かれていましたが、シリーズ終盤のスペシャル版では明らかに二人が同じ画面に収まるシーンが激減。ファンの間でも違和感が広がっていました。