昭和のテレビ界において、ハーフタレントが爆発的な人気を獲得した背景には、当時の日本社会における欧米ポップカルチャーへの強い憧憬と、カラーテレビの爆発的な普及がありました。1970年代初頭、映画や雑誌の世界だけでなく、日常的なバラエティ番組やお茶の間のCMに異国情緒あふれる美貌を持つタレントが続々と登場し、視聴者に強烈なインパクトを与えました。
当時の芸能界におけるハーフブームの火付け役となったのは、コント番組『8時だョ!全員集合』などで一世を風靡した女性アイドルグループでした。彼女たちの親しみやすいキャラクターと洗練されたビジュアルのギャップが受容され、以後はモデル出身の美女や歌手、タレントが各局の看板番組に欠かせない存在としてキャスティングされる文化が定着していったのです。