大谷翔平選手の振る舞いを語る上で欠かせないのが、グラウンド上で見せる何気ないマナーと、社会全体を巻き込んだ大規模な還元活動です。
試合中、大谷選手が打席に入る際や塁上でふと足元に目を落とし、風で飛んできたゴミをポケットに収めるシーンは何度も中継カメラに捉えられています。この行動の背景には、花巻東高校時代に作成した目標達成シート(マンダラチャート)に記された「ゴミ拾い=他人がポイ捨てした運を拾う」という恩師・佐々木洋監督の教えがあります。幸運を自ら引き寄せるための日課として染みついた習慣が、メジャーリーグの最高峰の舞台でも全くぶれることなく実践されているのです。
また、相手チームの捕手や審判に対する礼儀作法も際立っています。打席に入る際の丁寧な挨拶はもちろんのこと、相手捕手の足元に転がったファウルボールやバットをさりげなく拾い上げて手渡す所作など、対戦相手への敬意を欠かさない姿勢は審判団からも極めて高い評価を得ています。
さらに日本中を沸かせたのが、日本国内の全小学校約2万校へ約6万個のジュニア用グローブを寄贈したプロジェクトです。「野球しようぜ!」というシンプルなメッセージとともに届けられたグローブは、右利き用2個・左利き用1個の3個セットで配られ、すべての子どもが野球に触れられるよう配慮されていました。自身の成功を独占せず、次世代の育成へ惜しみなく還元する姿勢は、アスリートの社会貢献における金字塔として語り継がれています。