【実は違う】ニューハーフとは?トランスジェンダーとの違いや名付け親の真相

【実は違う】ニューハーフとは?トランスジェンダーとの違いや名付け親の真相

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「ニューハーフ」という言葉の起源は、1980年前後の大阪・ミナミに遡ります。名付け親となったのは、名曲『セクシャルバイオレットNo.1』などで知られるロックミュージシャンの桑名正博氏です。

当時、桑名氏が足繁く通っていた大阪の有名店が、伝説的なショーパブ「ベティのマヨネーズ」でした。店を切り盛りしていた名物オーナー・ベティさん(Betty)との歓談中、桑名氏が「男と女のハーフだから、新しいハーフで『ニューハーフ』はどうや?」と提案したことが、すべての始まりとされています。当時の回顧録や関係者の証言によると、ベティ氏はこの斬新な響きを気に入り、店の看板フレーズとして採用しました。

その後、桑名氏がフジテレビ系列の国民的バラエティ番組『笑っていいとも!』や全国ネットの深夜特番でこのエピソードを披露したことで、言葉は一気に列島中を駆け巡りました。それまで「男娼」や「おかま」といった侮蔑的なニュアンスを含んで呼ばれがちだった男性から女性へのクロスジェンダーたちにとって、「ニューハーフ」という響きは、都会的で洗練されたポジティブなイメージをまとう転換点となったのです。

1980年代から1990年代にかけては、東京・六本木や新宿・歌舞伎町、大阪・ミナミなどを中心にショーパブ文化が黄金期を迎えます。プロのダンサーとして厳しいレッスンを積み、完成された美貌と軽妙なトークで客を魅了する彼女たちは、バブル期の夜の主役として日本独自のエンターテインメントを築き上げました。

小林 直樹
著者

小林 直樹

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。