てんとう虫の幼虫は駆除Ng?実は最強の益虫!害虫との見分け方を徹底解説

てんとう虫の幼虫は駆除Ng?実は最強の益虫!害虫との見分け方を徹底解説

てんとう虫の幼虫は駆除Ng?実は最強の益虫!害虫との見分け方を徹底解説についての最新情報をお届けします。

春から初夏にかけて植物の新芽を観察していると、体長5mm〜10mmほどのワニのような体型をした幼虫に出くわします。黒地に鮮やかなオレンジ色の斑紋が散りばめられ、背中には細かい突起が並ぶその異様な風貌から、園芸初心者からは「毛虫」「毒虫」と誤解されがちです。しかし、この姿こそが害虫たちにとっての悪夢、てんとう虫の幼虫にほかなりません。

てんとう虫の幼虫と益虫の理由を語るうえで最大の要素は、その凶暴なまでの捕食活動です。成虫のてんとう虫が愛らしい半球状の甲殻をまとってアブラムシを食べる姿はよく知られていますが、実は捕食スピードと貪欲さにおいて、幼虫は成虫をはるかに凌駕します。彼らには翅(はね)がなく飛び回ることができないため、足元の獲物を逃すまいと、目の前のアブラムシに食らいつき続けます。

農業試験場や昆虫生態調査のデータによると、てんとう虫の幼虫のアブラムシ捕食能力は驚異的です。終齢(4齢)幼虫ともなると、わずか1日で50匹〜100匹以上のアブラムシを平らげます。卵から孵化してサナギになるまでの約2週間で、1匹の幼虫が消費するアブラムシの数は優に400匹〜600匹に達します。新芽にびっしりと群がっていたアブラムシのコロニーが、2〜3匹のてんとう虫の幼虫が投入されただけで数日後には完全に壊滅していたという実例は、農業現場では日常茶飯事の光景です。

伊藤 翔太
著者

伊藤 翔太

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。