多くのファンや探索者を落胆させたのが、「何でかな何でだろ ブログ 更新停止」の知らせです。ある日突然、トップページが「404 Not Found」になるか、あるいは記事がごっそり非公開設定に切り替わり、音信不通となるケースが相次ぎました。
関係者の証言や当時のWeb魚拓(アーカイブ)の記録を辿ると、更新停止に至った経緯には共通する生々しい現実が存在することが判明しました。第一の引き金は「過剰な特定作業(身バレ)」です。記事内に登場する些細な風景、購入したスーパーのレシートの記載、方言のニュアンスなどから、居住地域や勤務先、さらには子どもの通う学校までが有志の手によって絞り込まれてしまい、実生活に深刻な支障が生じたためです。
また、第二の理由としては「家庭問題そのものの解決、または法的措置への移行」が挙げられます。ブログ上で不満を訴えていた事態が離婚調停や刑事告発へと発展した場合、弁護士からの指導によって「係争中の事実を公のインターネットに書き込む行為」は即座に禁じられます。公判や示談を有利に進めるため、当事者はすべてのログを消し去らざるを得なくなります。
そしてブログの現在について言えば、旧来のテキスト主体ブログの多くは完全にクローズされ、発信者の一部はアカウント名を変えてInstagramやTikTokなどの写真・動画メディアへ、あるいは有料noteなどの閉ざされたクローズドコミュニティへと拠点を移しています。かつての騒乱の舞台となったブログサービスには、当時の断片的な痕跡と、読者が残した熱狂の残滓だけが漂っているのが実情です。