SNSや料理コミュニティの投稿を分析すると、「高価なオイルを天ぷらに使ったら部屋中に青臭い香りが充満して失敗した」「透明ボトルに入った特売オイルを買ったら油臭くて生食できなかった」といった失敗談が多く見受けられます。
都内イタリア料理店の総料理長は現場の実態について次のように語ります。「厨房では、ニンニクの香りを引き出すソテーのベースにはブレンド系のオリーブオイルを使い、皿に盛った直後の仕上げにだけ最高品質のエクストラバージンを回しかけます。すべてを高価なオイルで賄う必要はなく、熱を加える段階と生の香りを残す段階を切り分けるのがプロの鉄則です。」
一般家庭における満足度を高める秘訣は、1本の万能性を追うのではなく、加熱用の大容量ボトルと生食用の小型遮光瓶を1本ずつ揃える二刀流の運用にあります。