セリアの経営体制を理解する上で欠かせないのが、創業者である河合宏光(かわい ひろみつ)氏と、その長男で現社長の河合映治(かわい えいじ)氏による盤石な経営基盤です。
1987年に岐阜県大垣市で創業された山陽商事を前身とし、1995年に現在の株式会社セリアへと商号変更。創業者の河合宏光氏は、「日常を彩る100円ショップ」というコンセプトを掲げ、当時主流だった雑多なディスカウントショップとは一線を画す店舗作りを主導しました。
その後、2014年6月に長男の河合映治氏が代表取締役社長に就任しました。現社長である河合映治氏のプロフィールおよび学歴・経歴は以下の通りです。
- 出身大学・学歴:同志社大学工学部を卒業(理系出身の論理的アプローチが経営の基盤)。
- 前職・キャリア:大学卒業後、精密機器大手のブラザー工業株式会社に入社。製造現場やシステム開発の現場で実務経験を積む。
- セリア入社後:セリア入社後は取締役経営企画室長、常務取締役などを歴任。現在セリアの代名詞となっている「リアルタイムPOSシステム」の全店導入を主導。
河合映治氏は、自らを「文系的な勘ではなく、数字とデータで語るタイプ」と位置付けており、100円均一業界でいち早くセルフレジや高度な需要予測システムを定着させた立役者です。家族構成としては創業者である父・宏光氏から長男・映治氏への事業承継が成立しており、経営の現場に「娘」や親族女性が無秩序に介入する余地のない組織体制が築かれています。