吃音を公表した有名人・芸能人一覧|知られざる苦悩と独自の克服法

吃音を公表した有名人・芸能人一覧|知られざる苦悩と独自の克服法

吃音を公表した有名人・芸能人一覧|知られざる苦悩と独自の克服法に関する最新の話題を詳しく解説いたします。

吃音を抱える当事者が最も恐れる状況の一つに「人前での発表」や「初対面での自己紹介」が挙げられます。しかし、皮肉にも言葉の明瞭さが命となるアナウンサーや俳優の世界で大成した人物が存在します。

フリーアナウンサーの小倉智昭氏は、少年時代に吃音によって受けた屈辱的な経験を率直に告白しています。授業での指名に怯え、言いたい言葉が喉元でつっかえて声にならない屈辱を味わった同氏は、アナウンサー試験という最難関に挑むにあたり、徹底的な自己トレーニングを行いました。落語家・古今亭志ん朝の語り口を繰り返し聴き込んで発話の抑揚を体に叩き込み、特定の苦手な言葉(カ行やタ行など)が出そうになった瞬間に別の類語へ瞬時にパラフレーズ(言い換え)する技術を磨き上げたのです。

また、数多くの名作ドラマで主演を務める内藤剛志氏も、発話の壁に直面した過去を明かしています。役者という仕事は「自分とは異なる人格」を演じる表現形態です。「内藤剛志」という自分自身として話そうとすると力みが生じるものの、台本に書かれた「役柄のリズム」に乗ることで、言葉のブレーキが解除される感覚を掴んだと語られています。吃音を「隠すべき欠点」として閉じ込めるのではなく、発声や演技の工夫によって表現の武器へと転化させたプロセスは、多くの当事者に勇気を与えています。

斉藤 蓮
著者

斉藤 蓮

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。