インターネット上の天気情報を見る際、最も警戒すべき盲点は「大阪府全域の単一アイコン」をそのまま信じ込んでしまうことです。気象予報における大阪府の区分は「大阪市」「北大阪」「東部大阪」「南河内」「泉州」に分かれており、松原市は「南河内」に属します。
多くのネットまとめや簡易天気アプリでは、アクセス元のIPアドレスや簡易GPSから自動的に「大阪市の予報」を表示してしまうことが多々あります。しかし、海岸沿いに近い大阪市中心部と、内陸部に位置する松原市では、最低気温・最高気温の振れ幅が1.5℃〜2.5℃ほど異なり、夏場のヒートアイランドによる熱気配分や冬場の放射冷却の度合いが全く違います。
また、「生駒山地があるから東からの雨雲はブロックされる」という言説も半分正解で半分は誤解です。実際には、紀伊山地や金剛山地を越えて吹き込む南東風が、山越えの際にフェーン現象を引き起こして「松原市風速湿度指数」を押し上げ、不快指数が跳ね上がった直後に、大気の状態が極めて不安定になって猛烈な雷雲を自前で発生させるパターンが存在します。「他所から雨雲が流れてこないから安心」ではなく、「頭上で雨雲が急速に自己生成される」リスクを頭に入れておく必要があります。