三浦翔平のドラマ史を語る上で欠かせないのが、2016年のフジテレビ系月9ドラマ『好きな人がいること』です。本作は海辺のレストランを舞台に、パティシエのヒロインとイケメン3兄弟が繰り広げる恋愛模様を描いたヒット作ですが、のちに妻となる女優・桐谷美玲との運命的な再会をもたらした作品でもありました。
二人はティーン向けファッション雑誌『Seventeen』のモデル時代から面識があったものの、本格的な共演は本作が初。撮影現場の関係者によると、過酷な夏のロケーション撮影の中で、三浦翔平が持ち前のムードメーカーとしての明るさで現場を盛り上げ、プレッシャーに晒されていたヒロインの桐谷美玲を精神面で強く支えていたといいます。
劇中で演じた柴崎千秋は、ヒロインにとって「憧れのお兄ちゃん」であり、恋の矢印がすれ違う切ない役どころでした。しかし、フィクションの中で結ばれなかった二人が、放送終了から約2年後の2018年に現実の世界でゴールインしたという事実は、視聴者にとって最大のサプライズであり、この作品を今なお特別な名作たらしめている大きな要因です。家庭を築いて以降、お互いの仕事を尊重し合う姿勢も好感を集め、夫婦としてのブランドイメージも三浦翔平の俳優業にポジティブな深みを与えています。