高校総体(インターハイ)と玉竜旗の最大の違いは、試合形式にあります。インターハイが先鋒から大将まで5人がそれぞれ対戦する「勝数・本数勝負(点取り戦)」であるのに対し、玉竜旗は勝者がそのまま次の相手と対戦し続ける「勝ち抜き戦(抜き勝負)」を採用しています。
この抜き勝負のルールにより、以下のような玉竜旗ならではのドラマが生まれます。
- 圧倒的な個の力による「5人抜き」:力のある先鋒や次鋒がひとりで相手校の5人全員を撃破する快挙。達成者には西日本新聞社から伝統の「敢闘賞」や記念メダルが授与されます。
- 引き分けによる双方退場:試合時間が終了して引き分けとなった場合、両校の選手が同時に退場となるため、戦況を一気に五分に戻す戦術的駆け引きが生まれます。
- 大将の孤軍奮闘による大逆転:相手が何人残っていようと、自軍の大将が連勝し続ければ逆転勝利が可能という極限のプレッシャーとカタルシス。
オーダー順の読み合いや、相手のエースを誰で止めるかといった監督の采配も勝敗を大きく左右するため、単なる戦力比較では測れない波乱が毎年のように巻き起こります。