90年代メンズノンノモデルの現在!阿部寛ら黄金期レジェンドの真相

90年代メンズノンノモデルの現在!阿部寛ら黄金期レジェンドの真相

90年代メンズノンノモデルの現在!阿部寛ら黄金期レジェンドの真相の全貌を丁寧に掘り下げてご紹介します。

インターネット上のアーカイブやSNSの言説では、「メンズノンノの専属モデルになれば、大手事務所の後ろ盾で自動的に売れっ子俳優になれる」という短絡的な成功神話が語られがちです。しかし、これは明確な歴史的誤認です。90年代当時、「ファッションモデル出身」という肩書は、演劇界や映像業界においてむしろ強烈な足枷となっていました。

当時の映画界やドラマ界には、文学座や劇団四季、無名塾といった本格的な劇団出身者を重用する伝統的風土が根強く残っていました。演出家やベテラン俳優にとって、ファッション誌から流れてきたモデルは「演技の基礎もないのに顔と背の高さだけで起用された大根役者」「ただ立っているだけの着せ替え人形」と見下される対象だったのです。

実際、前述した阿部寛のみならず、田辺誠一や谷原章介も初期のオーディション現場では手酷い酷評に晒され続けました。台詞回しの平板さや感情表現の硬さをプロデューサーに叱責され、台本を投げつけられるような現場を誰もが経験しています。大沢たかおも、俳優転身当初はモデル時代の華やかな待遇を一切捨て、小さな劇団のワークショップに混ざって発声練習からやり直すという泥臭い下積みを経ています。

彼らが現在、日本を代表する名優として君臨しているのは、「メンズノンノ出身だったから」ではありません。むしろ「メンズノンノ出身という色眼鏡を叩き割るために、常人の何倍もの屈辱と自己研鑽を積み重ねたから」に他ならないのです。

伊藤 翔太
著者

伊藤 翔太

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。