ブロワー使用において最も警戒すべきは「ボディへの傷付き」です。ただし、風そのものが塗装を傷つけるわけではありません。トラブルの原因は明確に2つの人的ミスに集約されます。
1点目は、地面に溜まった砂埃や小石の巻き上げです。ホイール下部やサイドスカートの水を飛ばそうと下向きに強い風を当てると、アスファルトの砂粒子が跳ね上がり、ボディに衝突して無数の洗車傷を作ってしまいます。これを防ぐ鉄則は「風向きは常に斜め下、上から下への一方通行」を徹底し、地面すれすれではトリガーを緩めて風量をコントロールすることです。
2点目は、作業中のノズル接触事故です。標準付属のロングノズルは先端が硬質プラスチックでできており、取り回しの最中に誤ってバンパーやフェンダーにカツンと当ててしまうリスクがあります。
この問題を一発で解決するのが、洗車専用に設計されたショートノズルやフレキシブルシリコンノズルへの換装です。全長が短くなることで取り回し性が劇的に向上し、万が一ボディに触れても柔軟なラバー素材が衝撃を吸収するため、愛車を傷つける心配がありません。