SNSやネット掲示板で頻繁に交わされる「鼻マスク 意味ない」という言説は、果たして科学的にどこまで正しいのでしょうか。厚生労働省が発信するマスク 正しい付け方 厚生労働省のガイドラインや、理化学研究所のスーパーコンピュータを用いたシミュレーション研究、国立感染症研究所などの知見を総合すると、その性能低下は明白です。
呼吸器感染症の主な侵入住路は鼻腔粘膜です。鼻の粘膜にはウイルスが結合しやすい受容体(ACE2受容体など)が咽頭部よりも高密度に存在しており、鼻を出して呼吸することは、無防備なフィルターレス状態で外気を吸い込んでいるのと実質的に変わりません。また、会話やくしゃみによる鼻マスク 飛沫 漏れに関しても、鼻梁部分の隙間から上方へ大量のエアロゾルが噴出することが可視化されています。
数値データが雄弁に物語る通り、吸気における防護壁は鼻を出した瞬間に崩壊します。他者への飛沫防止としても、会話や鼻呼吸時の呼気が上部の開放部から気流に乗って拡散するため、「着けているから安心」という認識は科学的根拠を欠いているのが実状です。