柳津町を語る上で欠かせないのが、全国に親しまれる郷土玩具のルーツである柳津 赤べこ発祥の地としての誇りです。今から約400年前の大地震で倒壊した圓蔵寺虚空藏堂を再建する際、木材運搬を黙々と手伝い倒れた「赤毛の牛」の献身を称え、忍耐と力強さ、無病息災の象徴として生まれたのが赤べこでした。道の駅の敷地内や物産コーナーにも愛らしい赤べこのモニュメントや工芸品が並び、訪れる人々に歴史の息吹を伝えています。
また、鉄道ファンのみならず世界中の旅人を魅了する只見線 会津柳津駅との連携も見逃せません。駅から道の駅までは徒歩で約15〜20分ほどの距離にあり、只見川沿いの散策路を歩きながら立ち寄る徒歩トラベラーも珍しくありません。只見線の列車本数は限られているため、駅と道の駅を行き来する際はダイヤの綿密な確認が必須ですが、車窓から眺める只見川の渓谷美と、道の駅で味わう素朴な温もりは、旅の記憶に深く刻まれます。
散策で腹を空かせた旅行者が選ぶべき道の駅柳津 ランチおすすめの筆頭は、紛れもなく「柳津名物 ソースカツ丼」です。会津地方一帯はソースカツ丼の激戦区として知られますが、柳津スタイルには決定的な独自性があります。それは、ご飯の上に千切りキャベツを敷き、その上にふわとろの薄焼き卵を敷き詰めた上で、甘辛い特製ソースをたっぷりくぐらせた揚げたて豚カツを豪快に載せる点です。
ソースのコクとカツのクリスピーな衣、そしてまろやかな卵の甘みが三位一体となって口いっぱいに広がり、一般的なソースカツ丼とは一線を画す奥深いハーモニーを奏でます。レストランのランチタイム(11:00〜14:00頃)は混み合いますが、これを食さずして柳津を去ることはできないほどの完成度を誇ります。