排水管の奥だけでなく、目皿の下に隠された「排水トラップ」そのものがヘドロの巣窟になっているケースが多々あります。ここは下水からの悪臭や害虫の侵入を防ぐために常に水が溜まる構造(封水)になっているため、放置するとパーツ全体に黒カビと石鹸カスが固着します。ここでもブラシでの擦り洗いを極力減らす、スマートなオキシクリーン漬け置き洗いの手順を公開します。
- パーツの取り外し: 浴室の排水口は上から順に、「排水口カバー(化粧フタ)」→「ヘアキャッチャーゴミ受け」→「トラップピース(筒状の部品)」→「封水筒(反転カップ)」という多層構造になっています。トラップピースを反時計回りにカチッと回すと、簡単に上へ引き抜けます。
- 排水口の止水: ビニール袋に水をたっぷり入れて口を固く縛った「即席ウォーターストッパー」を作り、パーツを外した排水トラップの穴に密着するようにセットします。これで配管への水の流出を完全にストップできます。
- オキシクリーン溶液の注入: 排水口のくぼみ(洗い場の排水エリア)にオキシクリーンを付属スプーン1杯(約30g)投入し、45℃〜50℃の熱めのお湯をシャワーで勢いよく注ぎます。泡立たせながらくぼみ全体にお湯を満たします。
- 部品の全投入と放置: 取り外した目皿、ヘアキャッチャー、トラップピース、フタをすべてその泡立つお湯の中に沈めます。過炭酸ナトリウムから放出される活性酸素の泡が、パーツの裏側や微細な隙間に入り込み、約30〜60分間放置するだけで汚れを丸ごと分解します。
- 一気流しと復旧: 時間が経過したら、ビニール袋のストッパーを取り外して溜まったお湯を一気に排水します。浮き上がった汚れはシャワーでさっと流すだけでスルリと落ちるため、手を汚して擦る必要は一切ありません。パーツを元の逆順でセットし直せば完了です。
もしパーツに頑固な黒カビが根深く残っている場合は、水気を軽く拭き取った後にカビキラー塩素系漂白剤をピンポイントでスプレーし、ラップを被せて約10分放置した後に洗い流すと、新品同様の白さが蘇ります。