アベイシングエイプはなぜ今も世界を魅了するのか?現在と人気の真相

アベイシングエイプはなぜ今も世界を魅了するのか?現在と人気の真相

アベイシングエイプはなぜ今も世界を魅了するのか?現在と人気の真相について重要なポイントを解説いたします。専門家の見解をお届けします。

ブランドの原点を語る上で欠かせないのが、アベイシングエイプの歴史と経緯です。1993年、文化服装学院出身のエディター・DJであったNIGO(ニゴー)の経歴は、グラフィックデザイナーのスケートシング氏らと共に原宿の裏通りにオープンしたショップ「NOWHERE」から本格的にスタートしました。映画『猿の惑星』にインスパイアされた類まれなビジュアルアイデンティティと、「ぬるま湯に浸かった猿」という皮肉混じりのコンセプトは、当時の若者文化に強烈な衝撃を与えました。

1990年代後半から2000年代初頭にかけては、生産数を極端に絞る「ドロップ商法」と会員制システムの導入によって社会現象化。原宿の店舗前には数千人の行列ができ、定価数万円のアイテムがネットオークションや委託店で数十万円に跳ね上がるプレミアバブルを巻き起こしました。

その後、ファレル・ウィリアムス(Pharrell Williams)氏との親交を通じてアメリカのヒップホップシーンへ進出。JAY-Zやカニエ・ウェスト(Kanye West)らがこぞって着用したことで、日本のローカルカルチャーは一気に世界のメインストリームへと接続されました。NIGO氏自身はその後「HUMAN MADE」の立ち上げや仏メゾン「KENZO」のアーティスティックディレクター就任など華々しいキャリアを築いていますが、彼がBAPEに遺したグラフィックデザインとプロモーションの文法は、今なおブランドの骨格として息づいています。

松本 悠斗
著者

松本 悠斗

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。